当院では日本歯周病学会のガイドラインに沿った保険診療を基本に、様々な自費診療なども行っております。歯周病の管理は全ての治療の基本となりますので、基本に忠実に丁寧に行っていきます。
問診、歯周病検査の結果を踏まえて病状を把握し、何が病因となっているか診断します。診断結果を一緒に確認していきます。
病状の改善にあたり必要な治療(治療内容、順序、タイミングなど)を考え、治療計画を立てていきます。
行った治療に対して必ず歯周病検査を行い、改善しているかどうかを評価していきます。全ての歯周ポケットが4mm未満で出血がない状態は治癒と判断し、再発しないように(7)歯周病重症化予防治療に入ります。
4mm以上のポケットが残っているが出血がなく、病状が安定していると判断できる場合には、再び重症化しないように(8)歯周病安定期治療に入ります。
病状が悪化した場合には、歯周基本治療や歯周外科治療へ再び戻って治療を行っていきます。
(3)に示したような歯周基本治療を行っても残ってしまった深い歯周ポケットの改善、プラークコントロールしやすい歯茎の形態に改善する必要がある場合、必要に応じて手術を行います。
一定の条件が整っている状況で歯周組織再生療法などを行う場合はこの段階で行っていきます。保険治療では歯周組織再生剤リグロスを使用した手術や、GTR(歯周組織再生誘導手術)による骨再生手術を行う事ができます。当院は歯周組織再生誘導手術の施設基準に係る届出済み医療機関です。
歯周病の病状が落ち着いたら、冠やブリッジの作製、本義歯の作製、インプラント治療、矯正治療などを行います。
歯周病再発を予防し、新たな歯周病発症を早期発見、良い歯茎の状態を長く維持するために必要な治療です。
治療の間隔は、歯周病リスクなど総合的に判断して決定していきます。
病状安定を維持、または治癒させるために必要な治療です。新たな歯周病発症を早期発見、良い歯茎の状態を長く維持する治療も含まれています。
治療の間隔は、残っているポケットの数や状態、残っている歯の数、歯周病と関連する全身疾患の状態や喫煙の有無などにより判断し、決定していきます。
重度歯周病に関連性があると言われるレッドコンプレックス(P.g菌、T.f菌、T.d菌の3菌種)、侵襲性歯周炎の原因菌とされるA.a菌、バイオフィルムの構成に関わるとされるF.n菌のコピー数を確定し、歯周病の病原性を判断します。
5菌種 1回22,000円
歯周病原菌の酵素活性を測定することで、重度歯周病に関連性があると言われるレッドコンプレックス(P.g菌、T.f菌、T.d菌の3菌種)の活動性を検査できます。舌をぬぐうだけの簡単検査で、その場で結果がわかります。
舌を綿棒で拭うだけで15分後に歯周病菌の状態が検査できます。
1回2,200円
口腔内の微細な出血を検査することで歯周病の診断に役立ちます。
1回550円
3DS(Dental Drug Delivery System)除菌治療は、鶴見大学探索歯学講座の花田信弘先生が開発された、虫歯や歯周病の原因菌を除菌することで感染予防、再発予防を行うのと同時に、それらに密接な関係がある生活習慣病の予防にまで視野を広げた新しい考え方の予防治療です。唾液検査、顕微鏡検査、細菌検査などで口腔内の炎症、細菌の状態を把握して適切な薬剤を選択し、専用マウスピースを用いて口腔内の除菌を行なっていきます。
3DS除菌治療 上下トレー作製、薬剤1本 33,000円
希望によりInbody測定、左右上腕血圧差測定、唾液潜血検査、歯周病菌PCR検査など適宜実施。
エナメルマトリックスという豚の歯の組織から抽出したタンパク質を、歯周病治療に応用する事で、歯が発生する時と同じ環境を作り出し、歯周組織を再生できる薬剤です。
エムドゲインによる歯周組織再生治療 1部位 55,000円
(人工骨材料などを使用する場合は別途費用をいただきます。)
自己血の採血を行って遠心分離を行い、血小板中に含まれる骨造成因子を多く取り出して、骨が無くなった部分に応用する事で骨の再生を促す方法です。当院は「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に基づく届け出を行っている第三種再生医療等提供医療機関です。
エムドゲインによる歯周組織再生治療1部位 55,000円
(人工骨材料などを使用する場合は別途費用をいただきます。)
バイオジェルという染色液で歯周病菌を染色し、それに反応するコールドレーザーを照射することによって発生させた活性酸素により、歯周病菌を殺菌する治療法です。
ペリオウェイブによる光殺菌治療1歯 2,200円
月~金は、午前9:00-13:00・午後14:30-18:30
土曜日は、午前9:00-12:30・午後13:30-17:30
休診日:日曜・祝日
■赤は休診日、■水色は午前休診、■黄色は午後休診です。