「口を開け閉めするときに音がする。」「顎の関節や周囲の筋肉に痛みがある。」「口が開かなくなる。」などの症状があるとき、それは顎関節症かもしれません。まためまいや耳鳴り、頭痛、肩こりなど、顎関節症によって顎以外に様々な症状が引き起こされる場合もあります。
顎関節症は長年の咀嚼習慣や生活習慣、歯ぎしりや日中の歯を接触する癖、かみ合わせの不調などにより引き起こされることが多く、それらにより少しずつダメージを受けながらも問題を起こすことなく過ごしていける方が大半ですが、少しずつ症状が発現したり、ダメージの許容限界を超えると突然症状が発現することがあります。顎関節症発症の危険がありつつもギリギリのところで発症をまぬがれていたところ、顎を酷使したり、ぶつけたり、歯科治療で噛み合わせが変わったりなどのイベントがきっかけで発症することもあります。
左右対称で前後のバランスのとれた咬み合わせや正しい姿勢を基本として、引っ掛かりのないバランスのとれた咀嚼が行えるようにすること。顎に偏ったダメージを与える生活習慣や歯ぎしり、歯の接触癖を取り除くこと。これらが基本の治療方針となります。
症状改善のため対症療法としてマウスピースの利用やマイオモニターと呼ばれる装置の利用、薬物療法、理学療法などを行い、原因療法としてマウスピースによる顎の状態改善を基本としながら生活習慣指導、運動療法などを行っていきます。改善が得られない場合は咬み合わせの治療などを行っていく場合もあります。
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